拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

強い力で守られている人

あなたへ

 

今頃、彼女はどうしているかしら。

相変わらずに、元気にしているのかな。

 

不意に私の中へと蘇ったのは、私のこの人生の中に、

素敵な色を染めてくれた彼女のことでした。

 

これまでのこの人生の中では、たくさんの人との出会いがありましたが、

彼女は、一際輝く不思議な色を持っているとても素敵な女性でした。

 

今日は、そんな彼女のことを、あなたにも話してみたくなりました。

 

彼女との出会いは、そう。

あの、冒険へ出た先でのことでした。

 

この方と仲良くなれたら、きっと素敵だろうな。

これは、初めて言葉を交わした日の彼女に対する第一印象でした。

 

彼女は、とても綺麗な目をしていて、とてもにこやかで。

そして、彼女が放つ空気感も、なんだかとても素敵。

 

こうして思い返せば、初めて言葉を交わしたあの日、

私は、彼女の持つ全てに魅了されたのだと思います。

 

席がすぐ近くであったこともあり、

少しずつ、彼女と言葉を交わすようになった私は、

彼女の素敵なところを、ひとつひとつ見つけて行きました。

 

彼女は、とても努力家で、しっかりしていて、優しくて。

とても芯が強く、ブレないものを持ちながらも、とてもしなやか。

私が知らないことをたくさん知っているのは、

その人生の中で、たくさんの物事に挑戦して来たからこそなのでしょう。

 

彼女のことを知れば知る程に、

世の中には、こんなに素敵な女性がいるのだと、

私は何度でも、衝撃を受けたのでした。

 

そんな素敵な彼女から、

あなたは努力家ねと褒められたことは、今でも私の宝物です。

 

一度だけ、彼女の家にお邪魔させて貰ったのは、

彼女と出会ってから、どれくらいが経った頃だっただろう。

 

彼女の家の中に入った瞬間に、私が感じたのは、

とても強く、そして、優しい力のようなものでした。

 

上手く言葉に表すことは出来ないけれど、

あの力のようなものを感じた時に、私は、思ったのです。

この方は、本当に強く守られているのだな、と。

彼女の家で感じたあれは、初めて触れた空気感でもありました。

 

それから程なくして私が知ったのは、彼女が体験した不思議なエピソードでした。

 

ある日の彼女は、お気に入りの場所へと出掛けることにしたのだそうですが、

何度か行ったことがある場所であるにも関わらず、

何故だか、その場所へ到着出来ない。

 

車を走らせても、走らせても、何故だか、

同じ場所をグルグルと回るような形になってしまって、

どうしても、目的地へ到着することが出来ず、

諦めて、家へと帰ることにしたのだそうですが、

その後、目的地であったその場所で、

大きな事故があったことを知ったのだそうでした。

 

もしも予定通りに、その場所へと行くことが出来ていたとするのなら、

恐らく彼女は、そこで起こった事故に巻き込まれていたのでしょう。

 

この不思議な話を聞きながら、やはり、私が彼女の家で感じたものに間違いはなく、

彼女は、何か見えない力によって、とても強く守られているのだろうと、

私は彼女の声に頷きながら、静かに納得したのでした。

 

あの頃の彼女には、大きな夢がありました。

 

あれから、冒険の時間には終わりの時がやって来て、

私たちは、それぞれの道を歩み出しましたが、やがて彼女が、

夢に向かって、大きな一歩を踏み出したことを、風の噂で知りました。

 

きっと彼女は、今日も何処かで、

あの、強い力のようなものに大切に守られながら、

相変わらずに、素敵な色を放ち続けていることでしょう。

 

この人生の中で、こうして不意に振り返りたくなってしまう出会いは、

どれくらいあっただろう。

 

これからもきっと、まだ見たことのない色を持つ素敵な人との出会いは、

たくさん待っていてくれるのでしょう。

 

そう考えると、これからもまた楽しみであり、

あの夏からの私が、どんな人と出会って、どんな色を分けて貰ったのか、

こうしてあなたへの手紙に綴ることも、とても楽しみです。

 

 

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