拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

怖い話に登場する女性について

あなたへ

 

ねぇ、あなた。

怖い話に登場する女性ってさ、どうしていつも特徴が似ているのだろう。

 

もしも今、あなたとこんな話をすることが出来たとしたのなら、

あなたは、どんな声を聞かせてくれるのでしょうか。

 

怖い話が大の苦手な私は、出来るだけ、

そのような類の話は耳に入れないようにしていますが、

好奇心から、そのような話を聞いてしまったことがあったり、

あなたがいるから大丈夫なのだと鷹を括って、

あなたの隣で、その類の映画を見てしまった日があったり。

そして、

不注意から、耳元で聞こえるそれを、夢の中で体験してしまったりして。

 

この人生、という括りの中で集めてしまった怖い話は、どれくらいあるだろう。

 

あの子の巣立ちを迎え、ひとりで過ごす夜も当たり前になったけれど、

時々には、不意に、

この人生の中で集めてしまった怖い話が蘇ってしまう日もあるのです。

 

そこへ更に、もっと怖くなってしまうような妄想を繰り広げてしまうのは、

怖がり故の特性でもあるのでしょうか。

 

もう!やめてよね!って、

妄想を繰り広げてしまった自分へ怒りを向けた後で、

あなたしか駄目なんだからね!という独自の呪文を唱えながら、

今度は、蘇ってしまった怖い話と、繰り広げてしまった妄想を忘れる努力をしつつ、

あなたの場所の前から離れられなくなってしまう私ですが、

そんな幾つもの時間を過ごしながら、ある日の私はふと、思ったのです。

 

思えば、怖い話に登場する女性って、いつも特徴が似ているよね、と。

 

怖い話に登場する女性って、

大体いつも、髪が長い女性であり、どちらかと言うと、

細身で顔色が優れない方であるような気がします。

 

怖い話の類に、血色の良いショートカットの女性や、

ふくよかな女性が登場しないのは、何故なのでしょうか。

 

この世界には、きっと人の数ほど、怖い話が存在するのでしょう。

 

そのような類の話を好まない私が知るのは、

ほんの僅かに過ぎないものであることは承知の上ですが、

それにしても、よく考えてみれば、そこに登場する幽霊らしき存在の特徴や、

怖がらせ方までもが、よく似ているものが多いようにも感じてしまったのです。

 

そして私は、自分なりの視点を見つけました。

それは、大体の怖い話に登場する女性は、

ほぼ同一人物なのではないかと、こんな新たな視点でした。

 

そう。例えば、怖い話が10個あったとしたのなら、

1から8に登場する幽霊らしき存在は、実は同一人物であり、

映画に出演している俳優さんのように、実は様々な場面で、

同一人物の存在が、語られているのかも知れないなって。

 

怖い話の類には、様々な体験談が存在しますが、

実は皆、大体、同じ存在と出会っていたりしてねと、

ふと、こんなことを考えてみれば、

なんだか少しだけ、怖い話が、別なものに見えたような気がしたのでした。

 

新たな視点を見つけたところで、怖い話が怖く無くなるわけではないし、

きっと、これからの私も、怖い話は苦手なままだけれど、

新たに見つけたこんな視点は、いつか別な側面を持って、

怖い話に対して、全く別な見方をすることが出来る日がやって来るのかも知れません。

 

目には見えない世界があると肯定するということは、

私が知りたくない世界も同時に肯定することとなりますが、

この新たな視点から、いつかは、私の苦手な怖い話も、

全く別なものに見えたら良いなと、あの日の私はこんなことを考えたのでした。

 

ひとりで生きて行くことは、時にこうして、

これまでにはなかったような視点から、

苦手なものを見つめてしまうものでもあるのかも知れません。

 

これもまた、あの子が巣立ってからの、

私の成長と呼べるものなのかも知れませんね。

 

 

www.emiblog8.com

 

www.emiblog8.com

 

 

1ページ目はこちらより↓↓

拝啓、空の彼方のあなたへ - 拝啓、空の彼方のあなたへ