拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

飴はどこですか?

あなたへ

 

あれ?おかしいな

ねぇ、あなた

そう言えば、飴は?

飴はどこですか?

 

空を見上げながら、こんなことを考えていたのは、先日のことでした。

 

あなたは、スパルタ教育の神様であるのだと、

こんな手紙を書いたのは、

冬の中でのことでしたが、あの手紙を書いた日の私は、

確かに、大きな飴をお願いしました。

 

だって、私はとても頑張った筈だもの。

 

とても大きな大きな飴をお願いした筈だったのに、

あれから先の私にやって来たのは、あなたからの厳しいお告げで。

 

確かに。初めての厳しいお告げから、私は自分の成長を感じることが出来ましたし、

それは、私にとっての嬉しいことでもありました。

 

ですが、その前に、大きな飴を、

ひとついただいても良い筈ではなかったのかと考えたのは、

いつかのあなたが作った丸が、あまりにも大きな丸だったから、

それがどんな飴であるのかを、知りたかったからなのかも知れません。

 

だって私は、あんなに大きな飴は、まだ見たことがないもの。

 

ねぇ、あなた

飴は?飴はどこですか?

 

見たこともないような、とても大きな飴を思い描きながら、

あの日の私は、よく晴れた空を見上げていたけれど、不意に、

アメね?分かったよ

なんて、こんなあなたの言葉と共に、大粒の雨が降って来るような気がして、

なんだか頬が緩みながらも、視線を戻したのでした。

 

でもさ、大変なことも、辛いことも、たくさんあったけれど、

この人生そのものが、実は、飴で出来ているのかも知れないな。

 

これは、あの日の私が視線を戻した先で見つけた新たな視点でした。

 

あなたはもう、この世界にはいないけれど、でも、

私は、ちゃんとこうして、あなたに守られながら歩むことが出来ていて、

あの子は相変わらずに、とても素敵な子だし。

 

この人生の中で、こんなに素敵な家族に巡り会えたことも、

私がこうして、この世界に存在することが出来ていることも、

実は毎日、大きな飴を貰っていることと、同じなのかも知れないなって、

ふと、こんなふうにも思えたのです。

 

私が思う飴とは、なんだか違うような気もするけれど、

でも、こうして今日も、それが当たり前であるかのように、

私は元気に歩むことが出来ました。

 

こんな毎日こそが、実は大きな飴なのかも知れませんね。

 

 

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