拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

新たな春の訪れを祝う歓迎の儀

あなたへ

 

家中の窓という窓の全てを開け放って、

掃除をしていた今日の私に届いたのは、暖かな風に乗った春の匂いでした。

 

気が付けば、日に日に、朝晩の寒さも和らいで、

こちらでは、すっかり春らしくなって来ました。

 

部屋の中へと届いた季節の匂いに、なんだか癒されながら向き合った今日の掃除は、

いつもよりも捗ったようにも感じています。

 

掃除を終えて、スッキリとした気持ちで窓を閉めたところで、

急に、頭がボーッとして、

ティッシュペーパーにばかり、手が伸びてしまいましたが、

くしゃみをしながら、今日の私はふと、思ったのです。

 

このような症状を感じた春には、これは気のせいであると、

毎度、私は、自分に強く言い聞かせて来ましたが、

これは実は、暖かで気持ちの良い春の訪れに、

身体の内側から喜びを表現している現象なのかも知れないなって。

 

ほら、あれよ。筋トレと一緒。

トレーニングをした後は、勝手に幸せな気持ちのする例のアレが分泌されるけれど、

きっとこれも一緒なのよ。

 

だって、春の暖かな風も、春にしか嗅ぐことの出来ない匂いも、

とても幸せな気持ちがするもの。

 

頭がボーッとするあの感覚も、くしゃみも、

嗚呼・・・良いですねって、きっと、身体の内側からのこんな叫びなのよ。

 

なんて、もしも今日、あなたにこんな話をすることが出来たとするのなら、

あなたは、どんな顔で笑うのだろう。

 

いやいや、それはさ・・・

 

なんて、絶対に聞きたくない言葉が聞こえて来そうな気がしますが、

それ以上は言ってはなりません。

 

そう。私は、春の季節を感じる頃になると、

ティシュペーパーが手放せなくなるこの現象を、

新たな春の訪れを祝う歓迎の儀、と呼ぶことに決めたのです。

 

数年に一度の割合で現れる筈だったこの、

新たな春の訪れを祝う歓迎の儀も、

どんどんその間隔が狭くなって、今年の私は、喉の痛みまでもを感じていますが、

私は、喉が痛くなってしまうくらいに、

この春を待ち侘びていたのかも知れませんね。

 

えぇ、きっとそうに違いありません。

 

さて。掃除を終えて、一息吐いた今日の私は、ポケットティッシュと共に、

いつもの公園へと出掛けることにしました。

 

先日、この辺りでの桜の木には、

ピンク色の小さな蕾を見つけられるようになったところだと、

こんな手紙を書いたばかりでしたが、ほんの少しずつ、蕾たちが開き始めたのです。

 

今日の私は、開き始めたばかりのピンク色の景色を楽しみながら、

穏やかな時間を過ごすことが出来ました。

 

この辺りが、ピンク色一色に染まる時期も、間も無くなのでしょう。

 

今年の私は、幾つくらい、大好きな桜の景色を集めることが出来るのでしょうか。

これからが、楽しみで仕方がありません。

 

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