あなたへ
これは、チャンスじゃない?
予定していた用事を済ませ、時計を確認してから空を見上げ、
こう呟いたのは、今日の私です。
今日のこちらでは、朝から、とても気持ちの良い青空が広がりました。
今日の私の予定は、思っていたよりも早くに片付いて。
そして更に、晴天と来れば、
最高の気持ちで桜の景色を楽しむチャンスではないかと思いました。
それなら、何処へ行こうかと自分自身へ問い掛ければ、
行けるだけ、全部行こうと、思わず意気込んだのは、
恐らくはこれが、私にとっての、
今年の桜の景色を楽しむラストチャンスだと感じたからでした。
桜の木が並んだ土手の上。それから、幾つかの公園。
時間の限り、桜の景色を楽しもうと決めた今日の私は、
青空の下で、とても久し振りに、ゆっくりとした時間を楽しむことが出来ました。
桜の景色の中に、僅かな緑色を見つけたにも関わらず、
見なかったことにしたのは先日のこと。
あれから更に、緑色は増えつつありますが、
まだ十分に、ピンク色の景色は楽しめました。
風に乗ってヒラヒラと舞う桜の花びらたちを見つめれば、
次の景色への準備は整ってしまっているのだと、
やはりなんだか寂しくもありましたが、
でも、風に舞うピンク色の景色も、とても綺麗でした。
時計を確認することも忘れたままで、桜の景色に夢中になって。
気が付けば、夕陽が沈み切るほんの少し前までの時間を、
桜の景色と共に、過ごしてしまいました。
お陰で、今日の私の記憶の中は、桜の景色だけでいっぱいです。
帰宅と共に、思わず呟いた、疲れた、の声には、
自分でもそうと分かる幸せな気持ちが溢れ出ていて。
今日の私の身体には、
いつもとはまた違った、とても幸せな疲れが溜まったようです。
きっと今夜の私は、よく眠れるのでしょう。
今日は、思わぬタイミングで、
とても素敵な時間を過ごすことが出来ましたが、
チャンスというのは、いつでもこんなふうに、
不意にやって来るものなのかも知れませんね。
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