拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

あの日の答え合わせ

あなたへ

 

あの子との短いメッセージのやり取りをしたのは、先日のことでしたが、

漸く、あの子の元気な声を聞くことが出来ました。

 

相変わらずに多忙な日々を送るあの子ですが、

今日は久し振りにたくさん眠ることが出来たのだと、

こんな話を聞かせてくれたあの子の声は、本当に元気いっぱいでした。

 

前回のあの子との電話の向こう側には、落ち込んだあの子がいました。

 

その後、良い報告を知らせる文字が届きましたが、

やはり、文字でのやり取りと、元気な声を聞くことは、全然違う。

あの子の元気な声に、私は先ず、安堵したのでした。

 

さて。あの子は、目の前の大きな壁を乗り越えたばかりなわけです。

 

今のあの子は、どれだけの達成感を持ちながら、

歩んでいるのだろうかと考えていた私でしたが、

それに対するあの子からの返答は、とてもあっさりとしたものでした。

 

あぁ、あれね

大丈夫だったよと、まるで落ち込んでいたあの子など、

初めからいなかったかのようにも思える返答と共に、

幾つもの切り抜ける技を駆使して、無事に解決することが出来たのだと、

こんな話を聞かせてくれましたが、

あの子の声は、とてもあっさりとしていて、なんだか笑ってしまいました。

 

少し前のあの子は、目の前に立ちはだかった大きな壁を目の前に、

あんなにも落ち込んでいた筈だったのに、

ひとつ、大きな壁を乗り越えることが出来たのなら、

先へ先へと力強く歩みを進めていて。

 

あの子にとってのあの出来事は、

既に遠い過去の出来事に過ぎないのだと思いました。

 

なんだか拍子抜けしてもしまいましたが、これが、

いつでも力強く歩みを進めることの出来るあの子らしさでもあるのかも知れません。

 

今のあの子が取り組む課題や、新たに知った景色。

 

あの壁を乗り越えた先で見つけた目新しい物事を、

楽しげに話して聞かせてくれるあの子の声に笑いながら、

ほらね、やっぱり、人生ってこんなふうに出来ているのだと、

私はこっそりと、あの日の答え合わせをしてみたのでした。

 

大きな壁を乗り越えたあの子は、

それまで知らなかった新たな技を身に付けることが出来ました。

 

きっとこれからのあの子は、

更に力強く歩みを進めることが出来るのでしょう。

 

相変わらずに多忙なあの子ではありますが、

このゴールデンウィークには、こちらに帰って来れるそうです。

 

まだ詳細は決まってはいませんが、

あの子の元気なただいまの声を楽しみにしながら、

私もまた此処からしっかりと、自分の道を歩んで行きたいと思います。

 

 

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