あなたへ
まだ起きないの?
やることあるんでしょう?
うん、やることいっぱいある
そろそろ起きる
こんな会話と共に目が覚めたのは、今朝の私です。
身体を起こして、思わず周りを見回してしまったのは、
これが、あなたとの会話だったからでした。
確かに私は今、あなたに起こされた筈なのに。
あなたは私の直ぐ側にいて、
確かに今、話をした筈なのにって、なんだか、
つい先程まで私がいた場所へ、戻りたくもなってしまったけれど、
戻り方が分からないままに、しっかりと起きて、
今日も私は、この世界での時間を歩みました。
現実世界と夢の中の世界の間。
長くは留まっていることの出来ない世界がきっとあって、
そこは、あなたと繋がることが出来る場所なのかも知れないと、
こんなふうに考えてみたのは、いつのことだったでしょうか。
きっと、自分の意志では行くことの出来ない世界でありながらも、
不意に行くことの出来るとても不思議な世界。
今朝の私はまたそんな世界の中で、
あなたの声を聞くことが出来たのかも知れません。
起こしてくれて、ありがとう
おはようの挨拶の後に掛けた今朝の私の声は、
あなたのところまで届いていたでしょうか。
時々の私は、何故、人は眠るのだろうか、とか、
眠るという工程がなければ、
この世界に流れる時間の中を、もっと早く前に歩むことが出来るのにと、
睡眠時間に対して、こんなふうに考えてもしまいますが、
こうして不思議な瞬間を見つければ、
物理的に身体の疲れを癒すこととはまた別に、
眠る時間が必要な何かの理由が隠されているのかも知れないと、
こんなふうにも思えてしまいます。
さて、それならそこには、
どんな秘密が隠されているのかしらと考えてみても、
今の私には、身体を休める時間は、
唯一の、最もあなたを側に感じられる時間でもあること以外に、
何も分からないままに。
きっと、これに対する明確な答えは、
自分でしか、見つけることが出来ない答え。
いつの日か、私だけの答えを見つけることが出来たら良いなと、
今日の私は、何度も、朝の出来事を反芻しながら、
こんなことを考えていました。
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