あなたへ
漸く大きな課題を乗り越えたばかりだと言うのに、
更なる課題と向き合うこととなって。
苛つきながら匙を投げたのは、先日のことでしたが、
実はあれからの私の気持ちは、晴れることがないままに、
何処か落ち着かないような、気分が上がらないような、
そんな煮え切らないままの気持ちを抱えたままで、日々を歩んでいました。
匙を投げたあの夜は、なんだか笑ってしまった筈だったのに、
あれからの私は、筋トレをしても、幸せだなって呟いてみても、
一時は気持ちが晴れるものの、
胸の内側にある重さが、なかなか消えないままで。
なんとか前を向いて、元気に歩まなければと力めば力む程に、
歩む足取りもなんだか重くなって、実はそんな自分に疲れ果ててもいました。
そうして先日の私は、遂に病み散らかしたのです。
あぁ、もう嫌だ!全部が嫌だ!と、
全てを投げ出していまいたい衝動に駆られながらも、
それが出来ないことなど分かり切っていて。
苦しくて堪らないままに不貞寝をすれば、
いつの間にかやって来ていた夜の闇が、更に私の気持ちを堕としたのでした。
部屋の隅に蹲って、盛大に弱音をぶち撒けながら、大きな溜め息を吐いたところで、
私の中へと不意に見つけたのは、
起こる物事が全て必然であるとするのなら、
こんなふうに気持ちが堕ちることもまた、必然なのかも知れないと、
こんな、新たな視点でした。
暗闇の中で見つけた新たな視点は、
目の前にある課題を、別な側面から見ることを私に教え、
やがて私は、これまで見つけることの出来なかった自分の側面を、
見つけることが出来たのです。
それは、例えるのなら、
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような、自分の姿でした。
アクセルとブレーキを一緒に踏んでいただなんて、
なんとも可笑しな行動ではありますが、
人間というのは、時に無意識の中で、
チグハグな行動を取っているものなのかも知れません。
今回の私が向き合って来た課題は、
全く別なところにあると感じて、別な側面ばかりを見つめて来ましたが、
こうして、新たな自分の側面を知ってみて初めて、
今回の課題は、知らなかった自分の側面を認め、
自分自身を乗り越えることこそが課題であったのだと、
気が付くことが出来たのでした。
きっと、今回の私の課題は、これでクリア出来たのでしょう。
チグハグだった自分の気持ちと向き合うことが出来たお陰で、
私はまた、何の一点の曇りもなく、元気に日々を歩めるようになりました。
今回の私は、病み散らかすという、
とてつもなく苦しい時間の中を過ごすこととなりましたが、
こうして振り返ってみれば、
ネガティブな気持ちもまた、実は大切な感情であり、
時には、堕ちた先でしか見つけることの出来ない、
大切なものもあるのかも知れないとも思えました。
喜怒哀楽。
人間には、様々な感情が備わっていますが、
どんな感情の中にも、実は、
自分自身を成長させるためのヒントが隠されているものなのかも知れません。
出来れば、明るく元気に日々を歩んでいたいものですが、
もしも、またいつか、
どうしても抜け切ることの出来ない感情を見つけたのなら、
今度は、これまでとはまた違った視点から、
自分自身を見つめてみるのも悪くはないのかも知れませんね。
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