拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

何度も思い出す会話のこと

あなたへ

 

あなたを送り出してから、
何度も思い出す、あなたとの会話があります。


いつだったか、あなたも私も年老いて、
どちらが、先に逝って、どちらが、看取るか、

そんな話をした事を、覚えていますか?


あなたは、何でも出来て、1人でも生きて行けるけど、

私は、1人じゃ何も出来ないから、私の事、看取ってねって言ったら、
あなたの返事は、なぜか少し怒り気味に 「は?嫌だよ」 でした。


あの時のあなたの顔ったら・・・


何気なく話した事に、
あんなに真剣な返事が返ってくるとは思わなかった。


でも、何だか、嬉しかった。

 


嫌だよ


うん。そっか。でも、私だって、あなたを看取るなんて嫌だよ。

 


嫌だったよ

 


でもね、あなたの最後の顔。
その幸せそうな顔を見る事が出来たのは、私が、生きているからなんだよね。


悲しいのに、あなたの顔を見ていると、
何だか、力が抜けるような、

私の中の苦しさが抜けていくような、そんな顔だった。


あなたは、最後に、ずっと見ていたくなるような顔を見せてくれた。


だからかな。
取り乱す事なく、あなたの最後を受け入れる事が出来た。


は?嫌だよ


あなたの言葉の通りになってしまったけれど、
あなたは、最後に、
私の苦しさを半分、持って行ってくれたのでしょうか。
ちゃんと、前に進めるように と。


あなたは、最後まで、私達を守ろうとしてくれたんですね。


あれから、2年。
時間は掛かりましたが、あなたの気持ちが届いた気がします。

 

 

追伸


いつか私も、そちらに逝く時には、
あなたみたいな顔で、逝けたらいいなと思っています。


残した大切な人が、前を向いて頑張れるように。

 

 

 

 

 

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