拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2つの夢

あなたへ

 

ここ最近、何の夢も見ることもなかった私ですが、

昨夜は、久し振りに2つの夢を見ました。

 

あなたとあの子と家族3人で過ごす夢と、父と一緒に過ごす夢です。

それぞれに別な夢でしたが、

どちらの夢も、当たり前に続く日常生活を切り取ったような夢でした。

 

家族3人での何気ない時間も、

父との何気ない会話も、

目が覚めた今でもよく覚えています。

 

あなたの夢と父の夢を同じ夜に見るだなんてね。

なんだかとても不思議ですが、

元気にしているよって、

そんなふうに伝えに来てくれたような気がしてしまいました。

 

そっか。

きっと、あなたも父も、そちら側で元気にしているんだね。

 

逢いに来てくれて、ありがとう。

 

こちらでは、まだまだ寒い日が続きそうですが、

こちら側の私たちも、元気にしています。

 

 

 

父を想いながら

あなたへ

 

父を想い、お布団の中で、盛大に涙を流してしまったのは、

先日の私です。

 

父に見せてあげたかった景色に辿り着くことが出来る日まで、

絶対に泣かない。

こう決めたのは、父が息を引き取ってから、どれくらいが経った頃だっただろう。

 

父を想って、次に泣いても良い日を強く心に決めたはずだったのに、

涙は止めどなく流れ続けて、抑えることが出来ないままに、

父のたくさんの笑顔を思い出していました。

 

ねぇ、あなた。

こんな時に、あなたはどうして此処にいないのだろう。

 

お布団の中で泣いていた夜は、

世界中で、私だけがひとりぼっちであるような気がして、

必死に、あなたの声を探してしまいました。

 

今日だけは特別に、

あの、魔法の言葉が聞こえてはくれないかなって。

 

溢れ続ける涙を、何度も何度も拭いながら、

どんなに待ってみても、あなたの声は聞こえないままに、

いつの間にか眠ってしまった私は、いつも通りの朝を迎えました。

 

心がどんなに立ち止まっていようとも、

時間だけは、皆と同じように過ぎ行くことを教えてくれたのは、

この世界から去った後のあなたでした。

そして、

こうして当たり前のように新しい朝を迎えることが出来るのが、

どんなに幸せなことであるのかも、

あなたは、同時に、私に教えてくれました。

 

時々には、あんなふうに、抑えきれない感情をそのままに、

あなたの声を、温もりを探してしまう夜もあるけれど、

それでも、朝が来たら、

自分を奮い立たせて、何事もなかったかのように、

いつも通りの顔をして、前へと歩む私でありたいと思っています。

 

だから、見ていてね。

 

いつの日か、父に、そして、あなたにも、

何の一点の曇りもない笑顔を空に向けて、

素敵な報告をする日を迎えて見せるから。

 

お布団の中で盛大に泣いてしまった日から、少しの時間が経ち、

父の初めての命日を迎えました。

 

お墓参りでは、

あの子が無事に成人式を迎えることが出来たことと、

私も頑張るよって、改めて、父へ報告をしました。

 

父は、そちら側で、元気にしているでしょうか。

 

私は、まだまだこの世界での旅の途中。

此処から先で、何を見つけることが出来るのか、まだ分からないけれど、

この命を大切に、生きることを精一杯、楽しんでみるよ。

 

 

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大きな節目を迎えて

あなたへ

 

20年間、育ててくれて、ありがとうございました

これからも宜しくお願いします

 

これは先日のあの子の言葉です。

 

あの子はまだ19歳ですが、

成人式という大きな節目を迎え、これまでの感謝の気持ちを言葉にしてくれました。

 

本当は、成人式の日に言うつもりだったんだけれど、

遅れてごめんね

 

成人式の日を楽しみにし過ぎていて、

準備していた言葉を伝え忘れてしまったのだと笑ったあの子は、

なんだかとても照れくさそうにしていました。

 

思いもよらぬあの子からの言葉を、大切に、何度も反芻しながら、

私は、あなたとの時間を思い出していました。

 

私たちの子育ては、正解なのかな

 

自分たちの子育てが正解かどうかは、

きっと、俺たちが決めることじゃない

大きくなったあの子が決めることなんだと思うよ

 

あなたは覚えていますか。

これは、いつかの私たちの会話です。

 

あなたはあの日、言ったの。

 

あの子が成人式を迎えた頃に、

親である私たちに感謝の気持ちを持ってくれたのなら正解だろうし、

そうじゃなければ、あの子にとって、

良い親にはなれなかったってことだと思うよって。

 

私たちは親だけれど、決して完璧なんかではなくて、

たくさん迷ったり、悩んだりしながら、あの子を一生懸命に育ててきましたね。

 

岐路に立たされた時には、

どんな選択をすることが、あの子にとって、幸せの道へと繋がるのだろうって。

私たちは、いつでも、

あの子の幸せを一番に考えて、答えを見つけてきましたね。

 

先日のあの子は、

あの頃の私たちへの答えをくれたように思いました。

 

ねぇ、あなた。全部、良かったね。

あの子の親になれたことも、

たくさん悩んだ時間も、迷った時間も、全部、良かった。

 

もし、出来れば、

あの子からの答えを、あなたと一緒に聞きたかったな。

 

もしも此処にあなたがいてくれたのなら、

あなたは、どんなふうに笑ったのだろう。

 

あの頃の私たちには、想像すらつかなかった未来が、

今、此処にあります。

 

ありがとうございました

 

そこに詰まったあの子からの想いを、

今日は、あなたにも送りたいと思います。

 

ねぇ、あなた。本当に良かったね。