手紙
あなたへ あなたなら、美容師も向いているのかも知れないと、 こんなことを考えていたのは、前髪を切った日のことでした。 いつかの私は、きっとあなたに向いているであろう職業を見つけて、 あなたへの問題としての手紙を綴った日がありましたが、 よく考え…
あなたへ あぁ、そっか。 人ってさ、これまで知らなかった幸せを感じるために、 挑戦し続けるのかも知れないな。 こんなことを考えていたのは、今朝の私でした。 これまでの歩みの中で、私は様々な視点を見つけ、 そして、様々に魔法の言葉を見つけて来まし…
あなたへ 私って、本当に成長したのねと、 自分の成長をしっかりと噛み締めていたのは、先程の私です。 どんな時も、瞬時にその気配を察知してしまう私の特殊能力は、 相変わらずに研ぎ澄まされているようで、 先程の私が見つけてしまったのは、黒い虫でした…
あなたへ あの日の天気予報は、1日くもりの筈でした。 朝から用事があったあの日。 朝起きて、予報通りの空の色であることを確認して、出掛ける準備を整えながらも、 めんどくさいなと、思わず小さく呟いてしまったのは、 とても面倒な予定が入っていだから…
あなたへ 先日の私が、買い物カゴの中へと入れたのは、 随分と昔からあるような気がするキャンディでした。 絶対に、幼い頃に食べたことのあるような気がするそれに、 あの日の私は、何故だか強く心惹かれて。 買い物を終えて、車に戻ると、早速、 買ったば…
あなたへ ジェンダーリビールと呼ばれるサプライズを知ったのは、 いつの頃のことだっただろう。 これは、お腹の赤ちゃんの性別を伝えるサプライズです。 やり方は色々あるようですが、 例えば、一見して普通のホールケーキだけれど、 中身がいちごだったら…
あなたへ 録画しておいた映画を観たのは、先日のことでした。 あれ?この映画ってさ・・・。 初めて観るのだとばかり思っていたその映画のストーリーが進めば進むほどに、 なんだか知っているような気がして来て。 やがて、画面を見つめる私と、過去の私とが…
あなたへ 何故だか不意に、私の中へと蘇ったのは、 ご主人のことを、うちの人、と呼ぶ誰かの声でした。 様々な音や声が聞こえる中で、いつかの私の耳に不意に届いたこの言葉が、 私の耳を素通りしなかったのは、 うちの人、と呼ぶ声を、初めて聞いたからだっ…
あなたへ とても巧妙な手口の詐欺電話についての話を、 今日はあなたにも話したいなと思いましたが、 こんな出だしでは、 きっとあなたを驚かせてしまうから、先に言っておきましょう。 これは、先日の私が見た夢の中での話です。 夢の中の私の携帯電話の着…
あなたへ そちら側のあなたが、たくさんの愛で満たされていますように。 あの子の歩む道が、いつでも明るい光に照らされていますように。 私が歩むこの道が、素敵な場所へと続きますように。 家族3人、それぞれの場所で、いつでも笑顔でありますように。 こ…
あなたへ その夜は、突然に訪れました。 私は幼い頃からそれまでずっと、夜、眠る時には常夜灯がついていなければ、 安心して眠ることが出来なかった筈なのに、 ある夜、目を閉じると、常夜灯の光が何故だか異様に眩しく感じたのです。 眠いのに、眩しくて眠…
あなたへ それは、先日のことでした。 朝起きて、窓から空を見上げながら天気を確認して、 出掛ける準備を始めたところで、不意に蘇ったのは、あの夏の記憶でした。 目の前で、突然にあなたの心臓が止まりかけ、 必死にあなたの名前を叫ふ私は、部屋の外へと…
あなたへ 思えば、大体いつも、背中よね。 あなたがくれたばかりのあの温かさを反芻しながら、 私が改めて振り返っていたのは、 あの夏からのあなたが感じさせてくれるようになった、特有の温かさでした。 こうして思い返してみれば、確かに、 右手に温かさ…
あなたへ それでさ、あの時計の説明書、あなたは知らないよね? これは、昨夜の私から、あなたへの声。 寝る前の頃になると、あなたの前に座るのが、 いつ頃からかの私の習慣となりましたが、 昨夜の私は、あの時計の説明書についてを話し掛けてみたのでした…
あなたへ あぁ、やっぱりそうだよねと、家にある時計を見比べたのは、昨夜の私でした。 近頃、我が家の時計がおかしいような気がしていましたが、 やはり、おかしかったようです。 テレビの近くに置いてある時計は、遅れているし、 パソコンの近くに置いてあ…
あなたへ 思えばあれから、1か月が経つのだと、 なんだか、感慨深くも振り返っていたのは、 『ふ』に笑ったあれから、此処までの私の歩みでした。 突然、目の前に現れた『ふ』に笑ってしまったあれからの私は、 特に気持ちが堕ちることもないままに、歩み続…
あなたへ ねぇ、あなた 聞こえる? ねぇ、聞こえてる? ・・・聞こえてる、のかな・・・きっと あなたの位牌に初めて話し掛けてみたあれ以来、私は、 こうして時々、思い出したかのように、位牌に話し掛けてみます。 それなのに、何度、話し掛けてみても、 …
あなたへ あぁ、今日も駄目か。 駄目だったか・・・と、 落胆した気持ちで筋肉チェックをしたのは、今朝の私です。 昨夜の私は、子鹿だった筈なのに!と、こんな言葉を呟いたあれからの私は、 実は何度も自分の壁を乗り越えることへチャレンジして来ました。…
あなたへ それは、昨夜のお風呂上がりのことでした。 とても喉が渇いて、冷蔵庫を開けたのに、作り置きの麦茶があと僅かになっていて。 そうだった。麦茶を作るのを忘れていたなと、 落胆した気持ちで冷蔵庫の中を見回せば、目についたのは、 あなたへお供え…
あなたへ ねぇ、あなた。私ね、思いついてしまいました。 とても素晴らしいアイディアを。 携帯電話のアイディアでは、最後の最後に、 静かに撃沈するという衝撃の結末を迎えることとなってしまいましたが、 今回のコレはですね、非常に良いと思うのです。 …
あなたへ 手を繋いで、ゆっくり、ゆっくりと歩く年を重ねたご夫婦を見かけました。 時折立ち止まって、おばあちゃんの声に耳を傾けて、 やがてゆっくりと、おじいちゃんが頷いて。 そうしてまた、2人でゆっくり、ゆっくりと歩き出す2人の姿を見つめながら、 …
あなたへ 雨上がりの低い曇り空を眺めながら、今日の私が思い出していたのは、 あなたの隣で見上げた空の色でした。 初めての遠出。 直ぐ隣から聞こえたあなたの声。 繋いだ手の温もり。 あなたの隣で見上げたあの日の空も、確かにこんな空の色をしていて。 …
あなたへ あの頃のあなたの言葉が、不意に腑に落ちたのは、 手帳に挟んだ栞を、何気なく見つめた時のことでした。 使って欲しいな えぇ?なんで取っておくの? 開けちゃいなよ あなたと過ごした16年間の間に、私は何度、 あなたからこんな言葉を掛けられただ…
あなたへ 先日の私が、心強く惹かれて、 思わず購入したのは、とても懐かしいお菓子でした。 私、このお菓子、食べたことがある。あなたも、絶対に知っている筈だと、 偶然見つけたお菓子に心を弾ませながら、 早速あなたの場所へとお菓子をお供えしたあの日…
あなたへ 少しだけだからね?約束出来る? うん。出来る。少しだけね。 本当だよ? うん。ほんの少しだけにする。 これは、今日の私の中へと繰り広げられた自分の約束ごとです。 そう言えばと、今日の私が不意に思い出していたのは、 ゴールデンウィーク中の…
あなたへ あなたがくれた栞を挟んだページを開こうと、 手帳のページをパラパラと巡ると、 何故だか、12月31日用のページが開かれたのは、昨夜のことでした。 いつの頃からか、私が好んで使うようになった手帳のタイプは、 1日1ページずつの記録が出来るタイ…
あなたへ ねぇ、あなた。 私は恐らく、もの凄い魔法の呪文を作ることが出来たのだと思います。 今回の私はですね、それについてを、ちゃんと検証することも出来ました。 これは、間違いなく素晴らしい魔法の呪文であると確信しながら、 今日の私は文字を綴っ…
あなたへ ずっと大切に仕舞っていた筈の栞を、 何の躊躇もなく開けることが出来たのは、あの本との出会いがきっかけでした。 使うのが勿体ないからと、 ずっと大切に仕舞っていたこの栞は、2つの栞がセットになったものでした。 何の躊躇もせずに、そのうち…
あなたへ そう。思えば、今年になってからです。 少しずつ、暑さを感じるようになってからの今年の私が、 時々見かけるような気がしているのは、カサを被った人です。 傘ではなくて、笠。 えっと。そう。例えば、 お地蔵さんも被っている笠、と言えば、あな…
あなたへ その言葉は、食事の支度を始めた私の目に飛び込んで来て、 先ずは私を驚かせ、やがて私を笑わせました。 どうしても言いたい! 誰かに言いたい! ねぇ、あなた、聞いて! こんな想いを込めて、私は今、あなたへの文字を綴っています。 使い慣れた食…