拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

夏の温度を感じながら

あなたへ こちらでは先日、梅雨明け宣言がありました。 今年のこちらでは、例年よりも遅くに梅雨入りし、 例年よりも早くの梅雨明けだったようです。 今年は10年に一度の猛暑なのだと、 こんな言葉が聞こえて来たのは先日のことでしたが、 確かに、梅雨明け…

あなたが知らない私

あなたへ そっか あなたは、今の私の髪の手触りを知らないんだね ふと、こんなことを考えていたのは、 新しく買い足したオイルの封を開けた瞬間のことでした。 これでもう、何本目になるだろう。 ここ数年の私が、髪のお手入れに愛用しているのは、 あんずの…

雑談の中で見つけた自分の成長とあの頃の意味

あなたへ うちは主人が亡くなっているの 大丈夫 気にしないで 主人が亡くなってから大分経っているから これは、先日の私が口にした雑談の中での言葉です。 私についてを殆ど何も知らない方との雑談の中には、 時に、あなたのことを話さなければならない状況…

チョコレートの作り方

あなたへ 今朝の私の中に突然に蘇ったのは、子供の頃の記憶でした。 これは、私がまだ小学生だった頃の記憶です。 小学生だった私は、お習字の習い事をしていました。 先生は、おばあちゃん先生。 お習字の時間は厳しいけれど、本当は優しい先生で、 お習字…

昨夜の恐怖の出来事

あなたへ 昨夜、午前0時を迎えようとする頃のことでした。 静まり返った我が家の中に、突然に聞こえたのは、 玄関のドアを開けようとする音でした。 え? 思わず小さな声をあげながらも、息を潜めれば、 次に我が家の中へと鳴り響いたのは、玄関のチャイム音…

記憶を持たずに生まれる理由

あなたへ ねぇ、あなた どうして人は、何の記憶も持たずに生まれて来るのだろう もしもあの頃のあなたにこんな問い掛けをしたのなら、 あなたはどんな答えをくれたのでしょうか。 人の意識には、潜在意識と顕在意識があって、 潜在意識下には、自分が持つ全…

七夕 -2024-

あなたへ そちら側のあなたが、 いつでもたくさんの幸せに囲まれていますように あの子の歩む道が、これから先も、 ずっとずっと明るい道でありますように どんなに離れていても、 私たち家族3人が、固い絆で結ばれ続けていますように 今日は七夕の日です。 …

洗車雨の音を聞きながら

あなたへ 今日のこちらでは、夕方から雨が降りました。 ねぇ、あなたは知っていましたか。 七夕の前日に降る雨を、洗車雨と呼ぶのだそうです。 織姫に会いに行く前に、彦星が牛車を洗っている水だから、洗車雨。 そして、七夕に降る雨を、催涙雨と呼ぶのだそ…

あなたからのお告げ

あなたへ あなたから私へのメッセージであろう言葉が届いた日に、 何気なく手帳へ、あなたからのお告げと書き込んで、 思わずひとりで笑ってしまったのは、先月の私です。 だって、お告げって。 なんとも言えない込み上げるものがありながらも、 思いついて…

ご祝儀袋の中の三角関係

あなたへ こちらでは、お札のデザインが新しくなり、 新紙幣の発行、引き渡しが始まったようです。 お札のデザインが変わるのは、20年振りなのだとか。 私の手元には、まだ新しいデザインのお札はありませんが、 インターネットで新しいデザインのお札を眺め…

あの夏にいたあなたからの贈り物

あなたへ こうしてあなたへの手紙を綴るのも、 今日で8年目を迎えました。 いつでもあなたの側に寄り添い続けてくれますように そっと祈りながら私が綴る文字たちは、 あなたをギュッと抱き締めることが出来ているでしょうか。 この手紙の向こう側、 今、あ…

強力な魔法の言葉

あなたへ 今日も良い日にしよう こんな魔法の言葉を見つけてから、 どのくらいが経ったでしょうか。 毎朝、魔法の言葉から1日を始めるようになった私ですが、 先日、ふと思いついて、 魔法の言葉に更に言葉を付け足しました。 今日が一番最高の日だったと思…

あの子の笑ってしまう成長

あなたへ 今の若い子たちにはついて行けないよ 俺も年だね これは、まだ専門学生だった頃のあの子の言葉です。 我が家のライングループを作ってくれた日のあの子のことを思い返した私の中へと、 ふと蘇ったのは、 あれからずっと先にいるあの子の言葉でした…

10年前の今日の日

あなたへ ねぇ、あなたは、10年前の今日が、 どんな日であったか覚えていますか。 10年前の今日はね、 我が家のグループラインの始まりの日でした。 あの子が突然に、我が家のグループラインを作ってくれて、 私たち2人を招待してくれたこと、あなたは覚えて…

記憶という贈り物

あなたへ 私ね、今でもよく覚えているよ。 灰色になってしまったこの瞳に映る景色に、 あなたが青色を染めてくれた日のことを。 私をギュッて抱き締めてくれた日のあなたがくれた温もりを。 頑張れ、頑張れって、あなたの声が届いた日のことを。 そして、 頬…

そちら側へ見送ってから知った父の側面

あなたへ 父の夢を見ました。 父が、とても楽しそうに話を聞かせてくれる夢でした。 それは、父が体験した不思議な話。 夢から覚めた私には、 残念ながらその内容を上手く思い出すことは出来ませんでしたが、 夢の中、父の声に耳を傾けながら、 私に備わった…

タイムスリップ説と遺伝子説

あなたへ え?あの人って・・・え? とても驚きながら、偶然見かけたひとりの男性を、 思わずじっと見つめてしまったのは、 同じ高校に通っていた同級生とよく似た男性だったからでした。 いえ。 よく似ているどころか、ご本人としか思えませんが、何かがお…

日常生活の中に見つけた視点

あなたへ 外出先からの帰り道。 思い立って寄り道をしようと考えた私は、 自信を持って右折専用車線へと並んだはずなのに、 信号をひとつ間違えてしまったことに気が付きました。 元の車線に戻ることも出来ないままに、仕方なく右折をしてみれば、 次の瞬間…

その温もりをただ感じながら

あなたへ 素敵な時間をありがとう 本当に幸せだったよ 朝起きて、おはようの挨拶よりも先に伝えた私の声は、 あなたのところまで届いたでしょうか。 あなたの夢を見ました。 それは、あなたがそちら側から帰って来てくれた夢でした。 夢の中の私たちは、ただ…

ミルクキャラメルの日

あなたへ ねぇ、あなたは知っていましたか。 6月10日の今日は、ミルクキャラメルの日なのだそうです。 折角なので、新たにキャラメルを購入しようとお菓子売り場へ足を運べば、 見慣れないキャラメルを発見した今日の私は、 思わず2種類のキャラメルを購入し…

遺骨の埋葬についてあなたに確かめたかったこと

あなたへ いつかお母さんがこの人生を全うしたのなら、 お父さんの遺骨と一緒に埋葬して欲しいな その時まで、お父さんの遺骨は、家に置いておこうと思うの 一度だけ、あの子に遺骨の埋葬に関する話をしたのは、 あなたを見送ってから、どれくらいが経ってか…

人それぞれのペース

あなたへ ねぇ、あなた。 どうして人って体がひとつしかないのだろう。 もしも、ひとりにつき、ふたつの体があったらね、 やりたいことももっと出来るし、より多くのことを学べると思うの。 もしも私がこんなことを言ったとしたのなら、 あなたはどんな顔で…

魔法の言葉

あなたへ あなた 行ってきます 今日も良い日にするからね 今朝のこんな私の声は、 あなたのところまで届いたでしょうか。 今日は、外出すると間も無くに、 いつかのあなたのエピソードを思い出して、 思わずクスッと笑ってしまう出来事がありました。 何気な…

チグハグの靴 -2024-

あなたへ もう、この世界に、 あなたの存在を目視することは出来ないけれど、 それでもあなたの存在までもが消えてしまった訳ではないのだと、 あの夏からのあなたは、様々な方法で、 それを私に伝え続けてくれましたね。 目の前で起こり続けた不思議な出来…

堪らなく逢いたい

あなたへ いつも使っているピンク色の鍋を、 何気なく見つめた私の中へと不意に蘇ったのは、 あの日のことでした。 ねぇ、あなたは、覚えていますか。 ピンク色の鍋を買ってくれた日のことを。 あの日は、いつも通りに家族3人で買い物へと出掛けた日。 3人で…

記憶という形のない形

あなたへ この世界に誕生し、初めて喜びの声を上げた記憶 生まれて初めて人の温もりを感じた記憶 美しい景色を見た記憶 美味しいものを食べた記憶 初めて人を好きになった記憶 欲しいものを手に入れて喜んだ記憶 新しいことに挑戦した記憶 夢を叶えた記憶 大…

あなたが作り出す空気感

あなたへ あなたの夢を見ました。 それは、家族3人で日常を過ごす夢でした。 とても短い夢だったけれど、 あなたが側にいてくれるあの感じを、 目が覚めてからも、何度も反芻していました。 人って、きっと誰もが、 その人にしか出せない空気感を持っていて…

知らなかった朝

あなたへ 今日の私が思い出していたのは、 桜が咲き始めた頃の、あの、 とんでもなく忙しかった日々を過ごした頃のことでした。 あの頃の時間を過ごしていた私が一度だけ経験したのは、 立ったままで、一瞬寝るという現象でした。 とても疲れている筈なのに…

あの子がくれた色とりどりの景色

あなたへ 先日の母の日にあの子が贈ってくれたのは、 アイスクリームのチケットでした。 お好きなアイスクリームを6種類お選びください こんな文字にワクワクとしながら、早速、お店へと足を運んだ私は、 カラフルなアイスクリームたちを選びました。 冷凍庫…

年を重ねる面白さ

あなたへ 人生は、実はとても上手く出来ているのだと、 こんな視点から、私が歩んだ道のりを振り返ったことは、 これまでに何度あったでしょうか。 私がひとりで子育てに困ることのないようにと、 偶然を装いながら、環境が整えられていたり、 幼かった頃に…