2023-01-01から1年間の記事一覧
あなたへ 今日で、2023年が終わりを迎えます。 今日の私は、この1年間の歩みをゆっくりと振り返っていました。 この2023年は、私にとって、 本当に様々な初めてを知った年だったように思います。 これまで知らなかった涙の温度を知り、 これまで知らなかった…
あなたへ 昨日、外出先から戻ると、玄関にあの子の靴を見つけました。 あの子が帰って来てる! 嬉々として部屋へと急げば、眠っているあの子を発見。 あなたの場所へは、あの子からのお土産のお菓子を見つけました。 やがて目を覚ましたあの子と一緒に、 コ…
あなたへ あの子との時間は、非日常なんだな これは、あの子が巣立ち、 初めてのお盆を過ぎた頃の私の中に初めて見つけた気持ちでした。 例えば、家の中に見える景色や会社で見える景色。 自分にとってのいつもの生活の中へ溶け込んだ時間の中に見える景色が…
あなたへ 先日、買い物へ出掛けた先で、 不意に私の目に飛び込んで来たのは、あなたによく似た人でした。 この世界にあなたがいるわけがないことを分かっていても、 心臓が勝手に飛び跳ねて。 早鐘のように鳴り響く心臓の音を聞きながら、 違う人だと必死に…
あなたへ どんなに遠くに離れていても、 あの子が幾つになっても、 私はあの子のサンタクロースであり続けたい。 だってあの子は、幾つになっても私たちの良い子だもの。 ふとこんなことを考えたのは、 少しずつ寒さを感じられるようになった頃のことでした…
あなたへ 今年のクリスマスパーティもとても楽しかったですね。 きっと今年もパーティに参加してくれたあなた。 ありがとう。 今日は、あの子が巣立ってから初めてのクリスマスイブです。 今夜の私は、 あなたと出会ってから過ごしたクリスマスイヴの日を、 …
招待状 クリスマスパーティのご案内です。 是非、来てくださいね。 日時:2023年12月24日(日曜日)19時00分より 場所:家族の部屋にて 軽装でお越しください。 今年もあなたとの素敵な時間を過ごせることを、 とても楽しみにしています。 ここ最近のこちらで…
あなたへ さっ寒い!! 寒いよーー!!! あまりの寒さに身を竦めながら、思わず叫んでしまうのは、 ここ最近の朝の車内での私です。 ここ最近のこちらでは、 急に厳しい寒さを感じられるようになりました。 今朝もまた、車に乗り込み、寒さに身を竦めながら…
あなたへ どんなに前を向いて歩んでいても、不意に胸の奥がギュッと締め付けられて、 苦しくて堪らなくなる瞬間は、これまでに何度経験してきただろう。 あなたを見送るまで知らなかったこの痛みに、 一生向き合い続けるのだと不意に覚悟を決めた瞬間が訪れ…
あなたへ 私の目の前に準備されたふたつの道の前で立ち止まり、 どちらの道へ進めば良いのかと思い悩んでいたのは、 秋を感じる頃のことでした。 あの時、ふたつの道の前で悩んだけれど、 私はきっと、この人に出会うためにこの道を選んだんだろうなって、 …
あなたへ 先日の私の中に突然に蘇ったのは、 子供の頃に体験した不思議な出来事でした。 今日はあなたにも、 あの不思議な出来事を話してみたいと思います。 あれは私がまだ、小学生の頃のことでした。 あの日は、当時の私のお気に入りだったリボンのブロー…
あなたへ いつもの公園。 入り口の直ぐ側にある広場を覚えていますか。 そこで小さなお子さんを連れた3人家族が楽しそうに遊んでいるのを見かけて、 そこにある笑顔と、かつての私たちの姿を重ね合わせていました。 小さなあの子と一緒に3人で遊んでいたあの…
あなたへ 長く勤めた会社の直ぐ側まで出掛けたのは、 先日のことでした。 あの頃の通勤ルートを辿るように運転をしながら、 そこに見える景色に懐かしさを感じたり、 以前にはなかった新しい建物を発見したり。 かつての私が毎日見ていた景色を眺めながら、 …
あなたへ 先日、あの子が電話をくれました。 あの子の沈んだ声が聞こえて以来、数週間振りです。 それまではメッセージを通して時々やり取りをしながら、 あの子がまた前を向いて歩んでいることを確認していましたが、 やはり電話である方が、文字よりも更に…
あなたへ それは彼氏とのペアリング? へぇ、翼のデザインか その翼を広げて、彼氏は何処かに飛んで行ってしまうかも知れないね 冗談めかしたこんな先輩の声に、私は笑って答えました。 何言ってるんですか 対の翼があるから飛べるんですよ 飛ぶ時は、2人一…
あなたへ 大きな成長期の中を過ごす私は、日々、新たな視点が見つかることや、 別な自分に会えることを楽しんでいますが、 時々には、脳がパンクするのではないかと、 こんなことを感じてしまう日もありました。 脳内だけが忙しい日々を送るというのも、長期…
あなたへ 大丈夫。 どんなにあの夏からの記憶を辿ろうとも、 私はもう、泣いたりはしない。 目を閉じて、大きく深呼吸をして、 胸の奥がギュッと掴まれる感触をちゃんと感じたら、 しっかりと目を開けて、 何度でも必ず此処に戻って見せるから。 これは、今…
あなたへ 今の私は、人間の成長期にいますと、 こんな手紙を書いたのは、先日のことでしたが、 あれからの私も相変わらずに、脳内だけが忙し過ぎる毎日を送っています。 やがては、この成長期も緩やかなものへと変わり、 一旦の終わりがやって来る日が来るの…
あなたへ あの、得たいの知れない不安な気持ちを思い出していました。 あれは、あなたと結婚し、どれくらいが経った頃からだっただろう。 あの頃の私は、あなたが側にいることも、 家族3人で歩む時間がずっと続くことも、当たり前に信じていましたが、 そん…
あなたへ 夜のピクニックに出掛けよう こんな遊びを思いついたのは、いつのことだっただろう。 そう。あれは確か、あなたがあの子に、 天体望遠鏡をプレゼントしたことがきっかけで思いついた遊びでした。 庭に出て星の観察をするだけでは飽き足らず、 もっ…
あなたへ あの子が巣立ったばかりの頃は、毎日掛かってきていた電話も、 数日に一度、一週間に一度、数週間に一度と、 少しずつ間が開くようになりました。 今日の俺は病んでるよ あの子からのこんな連絡が入ったのは、 前回の連絡からあまり日が経たないう…
あなたへ 朝起きて、窓を開ければ、 部屋の中へと届くのは、身震いするほどの冷たい空気。 気が付けば、金木犀の香りが届く時期も終わりを迎え、 ここ最近のこちらでは、急に寒さを感じられるようになりました。 あまりの寒さに、先日、ホットカーペットを出…
あなたへ あぁ、そっか また2つに戻ったんだね あなたと私。2人分のマグカップを並べて、不意にこんな言葉を呟いたのは、 いつも通り、夕方にコーヒーを淹れていた時間のことでした。 2つ並んだマグカップを見つめてみれば、 私が今、何を見ているのかに気…
あなたへ 例えば、あなたと過ごした時間の中に、新たな視点を見つけたり、 例えば、あの子がくれた言葉から、 これまで見えていなかった自分自身に気が付いたり。 ここ最近の私は、これまでにはなかった新たな視点ばかりが見つかって、 毎日、毎日、脳内だけ…
あなたへ 相変わらずに楽しそうなあの子の声を聞けたのは、先日のことでした。 たったの数週間、話をしないだけで、 そこに見つけるのは、あの子の著しい成長です。 私はもう、あの子の直ぐ側で、 毎日少しずつ成長する姿を見守ることは出来ませんが、 会え…
秋の色を覚えていますか 秋の音を覚えていますか 秋の風を覚えていますか その瞳に映った景色 その耳で感じた季節 その肌で感じた温度を 覚えていますか スケッチブックを持って出掛けよう あの子が生まれてから幾番目かの秋 我が家の中に 新しい遊びが生ま…
あなたへ 私たちはきっと、前世では恋人だったね 何の前触れもなく突然に蘇ったこの言葉は、 あなたと出会う前の私が、友人とよく言い合っていた言葉です。 長い間、封印されていた記憶を突然に思い出したのは、 あの子が巣立ち、大掃除と奮闘していた頃のこ…
あなたへ え?そういうことなの? ねぇ、あなた あの頃のあの意味って、そういうこと? あの頃の私にとってはネガティブにしか思えなかった出来事に対して、 漸くその意味を理解することが出来たのは、先日のことでした。 あなたを見送ってからの私は、幾つ…
あなたへ 今の私に見える景色を眺めていました。 今、此処に見えるのは、あなたを見送ってから、 9年と、間も無く3ヶ月を迎えようとしている私に見える景色。 今の私が過ごしているのは、あなたを見送ってから、 最後の1桁の数字の1年間です。 最後の1桁。 …
あなたへ 人との出会いって、 その人がその人生の中で培ってきたものを、 学ばせてもらうことでもあるのかも知れないな。 最近の私は、こんなことを考えながら日々を過ごしていました。 私は私の人生しか生きていないから、 自分がこれまでに学び培ってきた…