拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

朝焼け

あなたへ


こちらでは、随分と日の出が遅くなりました。


出勤時間が早かったあなた。


寒くなってきた今頃に、
あなたは、この時期の美しさを教えてくれましたね。


日の出が遅くなる今頃の時期になると、
あなたの出発時間は、薄暗い時間帯。
まだ暗い時間から、仕事に行く準備を始めるあなたに、
なんだか、申し訳なさを感じていたんでした。


コーヒーを淹れながら、
毎日、暗い時間からの出勤は、大変だねって、
そう、声を掛けた私に、
そうでもないよ と、意外な返事と共に、
あなたは、朝焼けの綺麗な写真を見せてくれましたね。


こんなに綺麗な空を見ながら出勤出来るのも、悪くないよ って。


写真に、見入りながら、
あなたの通勤ルートには、こんなに綺麗な場所があるんだね 羨ましい
なんて、私の言葉に、
あなたは、笑いながら言いましたね。


この写真、何処だと思う?家のすぐ側だよ と。


場所を聞けば、それは、私の通勤ルートでもある道。


時間帯が違うと、景色が全然違うでしょ?
そう言いながら、
あなたは、更に何枚かの、綺麗な朝焼けの写真を見せてくれたんでしたっけ。


あの時、あなたは、
寒いのが苦手な私に、
季節には、それぞれの良さがあるんだよと教えてくれましたね。


今朝も、寒かったけれど、窓を開けて、
遠くに染まる曙色を眺めました。


あの頃、
通勤途中、思わず、車を停めて、写真を撮っていたあなたが見ていた空は、
こんなふうに綺麗な空でしたね。


やっぱり、寒いのは、苦手な私ですが、
この時期の、
遠くに染まる曙色を眺めるのは、確かに、悪くない。


あなたが、毎朝見ていた空と、よく似た空は、
今朝も、とても綺麗でしたよ。

 

 

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