あなたへ
あなたを見送ってからの私達は、しばらくの間、
会う人達に、「頑張れ」「頑張れ」と声を掛けられました。
きっとそれしか掛ける言葉がなかったのでしょう。
ですが、人から「頑張れ」「 頑張れ」と言われれば言われる程、
もうがんばってるよ って、とても苦しかった。
「これ以上、何を頑張ればいいんだろうね」
なんて、あの子に言ってしましました。
周りの人達からの励ましの言葉を素直に受け取る事が出来なかったんだと思います。
ですが、そんな時、あの子が言ったんです。
意識のないあなたに、
「頑張れ」「頑張れ」 と言った分、
今度は自分達が頑張る番だって。
あの子と話をしていると、時々、自分が恥ずかしくなる
いつか、あなたが言っていましたね。
あの子の純粋で真っ直ぐな心を見習いたい と。
私は、またあの子に教えてもらいました。
親と言えども、完璧ではない
子供から教えてもらう事もたくさんある
あなたの言葉、全くその通りですね。
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