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拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -確認-

私は彼の声が好きだった


低くよく通る声で 

何度も私の名前を呼んでくれた
優しい声も 甘えた声も 

怒った声も 寝ぼけた声も 

全部好きだった


私は彼の手が好きだった


彼の大きな手に 

私の手はすっぽりと包まれ 

色々なところに出掛けたんだ
温かくて安心する彼の手が大好きだった


私は彼の目が好きだった


真実を見抜く力を持った 鋭く 

そして優しい目だった
いつでも一歩先を見る事の出来る彼の目は 

大好きで ちょっと羨ましかった


私は彼の筋肉が好きだった


無駄な脂肪が殆どなく 

まるで彫刻のようだった


私は彼の髪が好きだった


彼の性格を現したような 

真っ直ぐで綺麗な髪だった


私は彼の不器用で繊細な優しさが好きだった


その時に出来る精一杯の優しさを 

いつも注いでくれた
そして
時間が経ってからでないと

分からない優しさもある 

と言う事を教えてもらった


私は彼の正直なところが好きだった


いつでも真っ直ぐに思っている事を

伝えてくれた
それは時に喧嘩にもなったけれど
いつでも正直でいるという彼のやり方は 

私を素直にさせてくれた


私は彼の強さが好きだった


どんな困難にも勇敢に立ち向かう彼の姿は 

勇者のようだった


私は彼の甘えん坊なところが好きだった


時々 2人の男の子の母親になった気分だった
彼は長男 あの子は次男 

2人で私に甘えてくる時間が楽しかった


私は彼の笑顔が好きだった 


真顔はちょっと強面
でも 笑うと目尻が下がり 

可愛くなる彼の顔を見るのが好きだった
見ているこちらが幸せになるような笑顔だった

 


時々 彼の好きなところを

ひとつ ひとつ 思い出してみる


きりがないくらいに 

彼の好きなところはたくさんあって
結局は 彼の全部が好きだったんだと確認する


彼は素敵な人だった


そう確認して

 

また彼に恋をする