拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2年と8ヶ月

あなたへ


あの夏に、あなたを置いたまま、
2年と8ヶ月が過ぎました。


あなたの側を離れたくない私の気持ちとは、裏腹に、
時間は、残酷な程に、一定を守り、
他の人と同じように、時間が過ぎました。


あなたに逢いたい


時間が経てば、経つ程に、
あなたへの想いは、増すばかりです。


全部、夢ならいいのにと何度思った事でしょうか。


本当は、長く、怖い夢で、
ある朝、目覚めたら、
あの頃みたいに、あなたが側にいて、

おはよう コーヒー飲む? って、

いつもの会話をしながら、
家族3人で、過ごす朝を迎えられたらいいのに。


あの夏には、あなたがいる


そう、後ろを振り返りながら、
何度も思いました。
全部、夢ならいいのに と。


そんな気持ちを、繰り返しながらも、
楽しい事や、嬉しい事もありました。


あの子の成長を見守りながら、
あの子に、たくさんの事を教えてもらいました。


大笑いした事。
感動した事。
たくさんの経験もしてきました。


その度に、あなたに報告しながら、
温かい気持ちになったり、
ひとりで笑ってしまったり。


もしも、あなたと話が出来たのなら、


そんなふうに、
楽しかった事も、嬉しかった事も、
全部、無かったことにするの?


って、言われてしまうのでしょう。


あの子と、色々な話をした事も、
あの子と一緒に、笑った事も、
あの子が、頑張った事も、全部? って。


もしも、そう聞かれたとしたなら、
私は、きっと、頷く事は出来ないのでしょう。


私は、いつの間にか、
こんなに遠くに来てしまったんですね。


一定の時間が刻まれる中、私の気持ちだけが、ゆっくりだったけれど、
やっぱり、あの夏に、留まる事は出来なかった。


悲しいけれど、
寂しいけれど、
私は、このまま、
前に進み続けてもいいでしょうか。

 


なんだか、涙が溢れてしまいます。

 

 

 

www.emiblog8.com

 

 

 

朝の日課

あなたへ


いつの頃からか、なんとなく、
毎朝、テレビでチェックするようになった星座占い。


あなたが側にいた頃は、
あなたは、何位だったよ
今日は、絶好調だね
なんて、他愛もない朝の会話の一部でした。


時には、家族3人で、テレビを観ながら、
喜んだり、ちょっとへこんだり、
朝の忙しさの中、ほんのひと時の、
家族の時間でもありましたね。


あなたを送り出してからも、
相変わらず、家族3人の順位を確認し、
あなたの順位が低いと、
そちら側での、あなたの1日が気になってしまいます。


あなたが側にいてくれた頃と、
変わっていくものもたくさんあるけれど、
こんなふうに、
変わらない時間も、あるんですよ。


今日は、水瓶座のあなたは3位でした。


あなたの今日は、素敵な1日だったでしょうか。


空の彼方、
あなたが笑顔で過ごしている事を願っています。

 

 

 

 

 

眠れない日々に

あなたへ


生活のリズムが変わり、2週間が経とうとしています。


早起きになった分、夜は早くに眠れるようになると思っていましたが、
近頃の私は、
眠りへの入り口を、忘れてしまったようです。


寝付きが悪く、一度寝ると、目覚ましをいくつ掛けても、起きられない私は、
あなたに、よく、
早く寝ないと起きられないよ
なんて、言われていましたっけ。


ここ最近は、あなたのその言葉が、忘れられず、
出来るだけ、早く寝る努力をしてみますが、やっぱり、眠れない日々。


それでも、朝は、ちゃんと起きられる事が不思議です。


起きなければいけない時間になると、
不思議と、目が覚める毎日に、
あなたが、起こしてくれているのかな
なんて、思ったりもします。


何故か、眠れない日々。


また今夜も、
眠りへの入り口が見つからないのかも知れません。


そんな1日は、随分と長く、
時々、ため息が出てしまうけれど、
眠れない分だけ、
あなたを想う時間が増えました。


それは、それで、いいかな


なんて、言ったら、
あなたに、苦笑いされてしまいそうですね。

 

 

 

www.emiblog8.com