拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

幾つの季節を迎えても

あなたへ

 

ねぇ、あなたは、

その最期に、どんな瞬間を思い出していましたか。

 

何を感じていましたか。

 

あなたを見送ってからの私は、

何度、こんなふうに問い掛けてきただろう。

 

あなたにとって、

この世界で見つけた最高の景色はどんな景色でしたか。

 

その人生の中で一番笑った日は、どんな色の空が見えましたか。

 

迷うくらいなら、やっちゃおう!って、時々大胆だったあなた。

その人生の中で、一番の挑戦は、どんな挑戦でしたか。

 

あなたにとっての人生とは、何でしたか。

 

どんなに問いかけてみても、その声は聞こえないままに、

それでも、幾つもの問いかけをしてしまうよ。

 

最後にその瞳に映った私は、どんな私でしたか。

 

最後に届いたこの声は、どんな声でしたか。

 

あなたは、幸せでしたか。

 

ねぇ、あなた。

もしも今、

話をすることが出来たのなら、

あなたはどんな話を聞かせてくれたのだろう。

 

あの夏から、幾つの季節を迎えても、

不意にあなたの声が聞こえるような気がして、

その声を何処かに探してしまうんだ。

 

あなたは今、どんな場所で、どんなふうに笑っていますか。

 

 

 

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