あなたへ
先日は、母の日でした。
友達との遊びから帰り、
夕飯の盛り付けを手伝ってくれたあの子は、
お母さんは先に座っていてって、私に座るように促して、
食卓にひとりで、
料理を並べてくれました。
あの日は、カレーピラフでした。
いつもありがとう
何も用意出来なくてごめんね
こんなあの子の言葉と共に私の前に置かれたのは、
山盛りのカレーピラフ。
どうやら、お小遣いが底を尽きたあの子は、
山盛りのご飯で、
私に、感謝の気持ちを伝えてくれたようです。
その発想に、なんだか笑ってしまいました。
せっかくのあの子の気持ちです。
残さずに、頑張って食べましたが、
あんなにお腹の苦しい母の日は、初めてでした。
日常の中、こんなふうに、
あの子には、いつも笑わされます。
来月の父の日には、あなたへのご飯が、
いつもよりも、山盛りになるのかも知れませんね。
あなたの苦笑いする顔が、目に浮かび、
なんだか、
やっぱり、ちょっと、笑ってしまいます。