あなたへ
先日、
もう随分前から、あの子に頼まれていたミサンガを作りました。
あの子の幸せを願い、仕上げたミサンガを渡すと、
やっと作ってくれたんだねって、
とても嬉しそうに、すぐに、つけてくれました。
もしも、あなたが側にいてくれたら
いつでも、そんな想像をしてしまう私ですが、
俺の分も作って欲しいと、
あの子のミサンガを、
ちょっぴり、羨ましそうに、見ているあなたの顔が浮かびました。
もちろん、あなたの分も作りましたよ。
そちらでの、あなたの幸せを願い、編んだミサンガは、
あなたの側に置きました。
あなたと、あの子。
それぞれの幸せを願ってミサンガを編む時間は、
幸せで、とても、楽しかった時間でした。
2人のミサンガを編んだところで、
私の分も、編んでみる事にしました。
ミサンガは、
切れた時に、願いが叶うと、
こんなジンクスがあるそうです。
身につけながら、
なんだか、身の引き締まる思いがしました。
願いを叶える覚悟が出来た気がします。
私の願い事ですか?
まだ、秘密です。
叶える覚悟を決めたこの願い。
いつか、叶える事が出来たら、あなたにも、報告しますね。