あなたへ
あなたと、デートしている夢を見ました。
大きな湖で、一緒に、ボートに乗ったり、
何処かを観光しているような夢でした。
夢の中のあなたは、心臓を患ったままで、
私は、あなたの体をとても心配していたけれど、
あなたの側に居られることに、
ただただ、幸せを感じていました。
もしも、あの時、今とは違う運命だったのなら、
あなたは、今頃、隣にいてくれたのでしょう。
きっと、夢の中のように、あなたの体を心配しながら、
あなたと過ごす毎日に、
幸せと感謝の気持ちを噛み締めていたに違いありません。
幸せな気持ちのまま、夢から覚めた私は、
時計を見て、驚きました。
いつもよりも、1時間も寝坊していました。
慌てて支度を整え、
なんとかいつも通りの時間に、会社に向かいながら見上げた空は、
久しぶりの青空でした。
寝坊してしまった今日は、
バタバタと過ぎて行きましたが、
気が付けば、なんだか、元気になっていました。
私の元気がなくなると、そっと、寄り添ってくれるあなたは、
そちら側へ逝っても、変わらない。
何処にいても、あなたは、あなたなんですね。
ありがとう。
あなたとのデート、とても楽しかった。