拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

卒業式

あなたへ

 

高校の3年間は、あっという間よ

 

これは、いつかの先輩の言葉です。

 

学校と親との関わりが格段に薄くなり、

高校の3年間は、親にとって、

とても早く感じるのだと、話してくれたのでした。

 

この3年間のことを、振り返っていました。

 

私の中で一番印象に残っているのは、

やはり、学校を辞めたいと胸の内を明かしてくれたあの子と、

向き合った日々のことでした。

 

前を向いたかと思えば、後ろを向き、

胸の奥底にある本当の気持ちを消し去ることが出来ないでいたあの子と、

何度、真剣に話し合っただろう。

 

もしも、あなたが此処にいてくれたのなら、

あなたは、なんて言うのだろうかと、

何度考えても、

辿り着かない答えを探しながら、歩んだ日々を振り返れば、

反抗期の頃のあの子と向き合うよりも、

学校を辞めたいと真剣に話してくれたあの子と向き合う方が、

私にとっては、大変だったようにも感じます。

 

私にとってのこの3年間は、

決して、短いなどと言う言葉では、

片付けることが出来ない濃密な3年間でしたが、

あの子と真剣に向き合う時間を、

たくさん持つことが出来た3年間だったと思います。

 

あの時、学校辞めなくてよかったよ

 

今のあの子は、

そんなふうに、あの頃のことを振り返りました。

 

前を向いたかと思えば、後ろを向いて、座り込んでしまう。

 

そんなふうに、ゆっくりと歩む3年間でしたが、

高校で出会った、たくさんの素敵な友達に助けられながら、

無事に、高校の3年間を過ごすことが出来ました。

 

晴天に恵まれ、青空の下、

あの子は、無事に、高校を卒業することが出来ましたよ。

 

あの子の最後の制服姿、

あなたも何処かで、見ていてくれたでしょうか。

 

 

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