拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

足のマッサージ

あなたへ

 

朝、目が覚めると、何故だか足に、

弱い筋肉痛のような怠さを感じました。

恐らくは、肌寒い中、何も掛けずに眠っていたせいで、

体に力が入っていたのでしょう。

目を覚ますと同時に、肌寒さを覚えて、

毛布に包まったのは、今朝の私です。

 

足の怠さを感じながら、思い出していたのは、

あなたにマッサージをして貰った日のことでした。

 

あれは、あなたと過ごした最後の冬。

家族3人で、スノーボードへ行った日の夜のことでしたね。

 

今日は、たくさん転んだから、筋肉痛にならないように

 

そう言って、足を中心に、とても丁寧にマッサージをしてくれたこと、

今でもよく覚えています。

 

スノーボードへ行った翌日には、

首から下が全部、筋肉痛。

 

それが当たり前だった私にとって、

スノーボードの翌日に、あんなに元気に動くことが出来たのは、

奇跡のようにも思えました。

 

あの日の翌日に、元気に、

ショッピングセンターへお出掛けをすることが出来たのは、

あなたのお陰でした。

 

あなたって、本当に凄いね

昨日は、スノーボードへ行ったのに、こんなに元気に動ける

昨夜は、ありがとう

 

こんな私の言葉に、あなたは、嬉しそうに笑っていましたね。

 

とても久し振りに感じる足の怠さに思い出した、

優しかったあなたの手の温もり。

強すぎず、弱すぎず、あの日のあなたがしてくれたマッサージは、

とても気持ちが良かった。

 

ねぇ、あなた

足のマッサージして?

 

あなたの顔を見つめながら、

無理なお願いをした私の声に応えるかのように、

あなたは、優しく微笑み返すから、

なんだか逢いたくなってしまうけれど、

明日も朝が早いから、

今夜は、念入りにマッサージをして、眠ることにするよ。

 

 

 

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