拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

大きな愛に包まれて

あなたへ

 

ねぇ、あなた。

いつもありがとう。

 

突然にこんなことを言ったら、あなたは、どんな顔で笑うのだろう。

突然どうしたの?って。

 

夜、眠る前にね、ふと思ったの。

今、こうしている瞬間にも、きっとあなたは、

私たちが安心して眠ることが出来るようにって、

そっと静かに、大きなもので包んでくれているのかも知れないなって。

 

何故、急に、こんなことを感じたのかは、よく分からないけれど、

不意に、とても幸せな気持ちで満たされた私は、

安心して眠りに就くことが出来ました。

 

それは、

あなたが、ただ、側にいてくれるだけで、

とても安心することが出来ていたあの頃の気持ちに、

とてもよく似た気持ちでした。

 

私たちが気付いていないだけで、

あなたはきっと、あの頃よりも、もっと大きなもので、

私たちを包んでくれているんでしょう?

 

とても大きなものに包まれた、あの不思議な感覚を思い出してみる。

 

暖かな毛布の中みたいな、

柔らかな光の中みたいな、

あなたのその大きな手の中にいるようにも感じたあの感覚は、

きっと、あなたからの愛なんだね。

 

ちゃんと毎日を過ごしていくことが出来るように、

ちゃんと眠ることが出来るようにって、

あなたはきっと、毎日、毎日、あんなふうに、

私たちを、そっと静かに包んでくれていたんだね。

 

そんなあなたの愛を見つけることが出来たから、

今日は、あなたに、

いつもありがとうを伝えたくて。

 

大きな愛で包んでくれて、ありがとう。

 

 

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