拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

あなたと過ごした長い夜

あなたへ

 

もう少しだけ、あなたの側にいられたら。

 

あなたと過ごした夢から覚めた私が、

もう一度、目を閉じたのは、昨夜のことでした。

 

覚めてしまった夢の続きを見ることは出来なかったけれど、

もうひとつ、別な時間を一緒に過ごすことが出来たのは、

あなたが私のお願いを、聞き入れてくれたからなのでしょうか。

 

こんなふうに、長い時間、

夢の中で、あなたと過ごすことが出来たのは、

今回が、初めてのことでしたね。

 

どちらの夢も、とても素敵な夢だったけれど、

その中でも、とても印象に残っているのは、

二度目の夢の中で見上げた空でした。

 

ねぇ、あなた

見て?

綺麗だね

 

空にたくさん飛んでいた、

色とりどりのパラグライダーを見つけた私の声に、

隣で空を見上げたあなた。

 

2人で、静かに見上げた色鮮やかな景色は、目が覚めた今でも、

鮮明に覚えています。

 

昨夜のあなたは、ずっと側に寄り添っていてくれましたね。

 

素敵な時間をくれたあなた。

ありがとう。