あなたへ
もう少しだけ、あなたの側にいられたら。
あなたと過ごした夢から覚めた私が、
もう一度、目を閉じたのは、昨夜のことでした。
覚めてしまった夢の続きを見ることは出来なかったけれど、
もうひとつ、別な時間を一緒に過ごすことが出来たのは、
あなたが私のお願いを、聞き入れてくれたからなのでしょうか。
こんなふうに、長い時間、
夢の中で、あなたと過ごすことが出来たのは、
今回が、初めてのことでしたね。
どちらの夢も、とても素敵な夢だったけれど、
その中でも、とても印象に残っているのは、
二度目の夢の中で見上げた空でした。
ねぇ、あなた
見て?
綺麗だね
空にたくさん飛んでいた、
色とりどりのパラグライダーを見つけた私の声に、
隣で空を見上げたあなた。
2人で、静かに見上げた色鮮やかな景色は、目が覚めた今でも、
鮮明に覚えています。
昨夜のあなたは、ずっと側に寄り添っていてくれましたね。
素敵な時間をくれたあなた。
ありがとう。