拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

全部が楽しかった週末

あなたへ

 

全部、楽しかったな

 

今日の私は、こんな気持ちで、

この週末の時間を振り返っていました。

 

あの子の枕元にハロウィンのお菓子を準備したのは、土曜日の夜のことでした。

慌ただしく出掛けて行ったあの子を見送ると、早速に、

あの子の枕元へ、

少し早いけれどとメッセージを付けたお菓子を準備しました。

 

今年のハロウィンのお菓子は、

あの子の家へ送ろうかと考えていましたが、

まさかこうして、

今年もまたあの子の枕元へ置くことが出来るだなんてね。

 

翌日には、嬉しそうに笑うあの子の姿までもを見ることが出来て。

 

昨年のハロウィンの日の私は、あの子の枕元へお菓子を置きながら、

これがきっと最後なのだと思っていました。

それなのに、あの頃の私が思い描いた未来予想は、良い意味で外れて、

あの頃の私が考えてもいなかった未来の時間を過ごすことが出来ました。

 

2人が揃えば、相変わらずにお喋りが尽きない私たちは、

昨日もまた、たくさんのお喋りに花を咲かせました。

 

他愛もないお喋りは終わりを知らずに、何処までも何処までも続いて。

 

本当なら、夕方に此方を出発する予定だったあの子ですが、

予定を変更して、夜になってからの出発になりました。

駅に着いて、あの子が車を降りる瞬間まで、

車内には、2人の笑い声が響き渡りました。

 

昨日のこちらでは、朝から雨が降り、肌寒い日でしたが、

雨上がりに、少しだけあの子と一緒に出掛ければ、

私たちが見つけたのは、綺麗に掛かった虹でした。

 

あの子と2人で見た虹は、特別に綺麗に見えました。

私はきっと、あの空の色を、生涯、忘れることはないでしょう。

 

素敵な瞬間で埋め尽くされたこの週末は、

本当に全部、楽しかった。

 

この週末の時間をゆっくりと振り返ってみれば、

私たちの会話に耳を傾けて、

つられて笑っていたあの頃のあなたの笑顔がふと、浮かびました。

 

ねぇ、あなたも、

私たちと一緒に、何処かで笑っていたのかな。

 

 

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