拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

あなたへ

 

あれは、あなたと結婚し、どれくらいが経った頃だったでしょうか。

 

あなたが側にいる時に、

変わったばかりの姓で呼ばれた私が、

返事をした日のことを思い出していました。

 

あの時のあなたは、とても嬉しそうな顔で言いましたね。

 

すぐに返事するんだね

もう、慣れた? って。

 

あなたと同じ姓で呼ばれるのが、

嬉しくて、なんだか擽ったかったあの頃。

 

思い返せば、私は、初めから、

その姓で呼ばれることに、違和感はなく、

すぐに、私の中で馴染んだのでした。

 

目に見えない不思議なことというのは、

きっと、この世に数多く存在するのでしょう。

 

何故だか、私は、幼い頃から、

旧姓で呼ばれることに、違和感のようなものがありました。

 

生まれた時から、その姓でしたから、

呼ばれれば、すぐに返事はしますが、

何故か、その姓を名乗ることに、

表現し難い何かが、潜んでいたのでした。

 

あなたと結婚し、

私は、あなたの姓を名乗るようになりましたが、

これまでに一度も、

この姓を名乗ることに、違和感を感じたことはありませんでした。

 

これまでの私は、

そのことについて、深く考えたことなどありませんでしたが、

今思えば、

私は、初めから、

この姓になることが、決まっていたのかも知れません。

 

先日、旧姓だった頃の、

懐かしい人との再会があったからでしょうか。

 

ふと、思い出した姓が変わったばかりの頃のこと。

 

あの頃の記憶を辿ってみれば、

ほらね

ここに、またひとつ。

 

きっと私たちは、

運命だったんだよって、言える証拠をみつけたよ。

 

 

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