格好いい翼だね
青空の下
気持ち良さそうに飛ぶその姿に
声を掛けてみる
空を飛べるキミなら
彼がいる場所への行き方を
知っているのかな
彼は今
どんな場所にいるのだろう
ねぇキミは見たことある?
彼が今いる世界を
神の使いとも呼ばれるキミのその瞳には
どんなものが映るのだろう
翼を広げて空高く
何処までも舞い上がったら
何が見えるのだろう
もしも今日だけキミになれるとしたら
そんなことを考えながら
翼を休めるキミを見つめれば
キミもこちらをジッと見返すから
思わずドキッとしたよ
キミには
私が今
考えていたことが分かったのだろうかってね
ねぇ
もしもキミに
彼が今いる世界が見えるのなら
彼に伝えてくれるかな
愛しているよ
私 頑張るからねってさ
こちらをジッと見返していたキミは
私の想いを受け止めてくれたかのように
やがて空高くへと舞い上がって行ったね
その姿に
神の使いという言葉は
強ち間違えではない気がしたよ
今頃の彼の手元には
この想いが届いただろうか
目を閉じて
この想いを手のひらに乗せて微笑む彼の姿を
思い描いてみる