拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

我が子と離れて暮らすということ

あなたへ

 

体調崩してない?

元気?

 

あの子から、こんな第一声の電話が掛かって来たのは、

先日のことでした。

 

何故だか私の体調ばかりを気にするあの子は、

私が相変わらずに元気であることを確認すると、

実は体調を崩してしまって、

数日前まで、とても辛かったのだとこんな話を聞かせてくれました。

 

心配掛けるから電話出来なかったよ

でももう、元気になったからさ

 

あの日のあの子は、すっかり元気になったことを話してくれましたが、

あの子の話に耳を傾けながら、

私は、これまで知らなかった視点を見つけました。

我が子が巣立つということは、こういうことなんだなって。

 

あの子が巣立つ前までは、

あの子の僅かな体調の変化にも気付くことが出来たから、

あの子の体調に合わせて、

薬や食事、飲み物など、全てにおいて、

あの子に必要な環境を整えてあげることが出来ました。

 

でも、離れて暮らすということは、

前回の電話の声だけが頼りとなって、

きっと今日も元気に過ごしているのだろうって、

そんなふうに、あの子の様子を思い浮かべてみるしかないのです。

 

今回、あの子が体調を崩したことで、

あの子もまた同じことを感じていたのかも知れません。

 

元気だった?

本当に?って、

あの日のあの子は、これまでにないくらいに、

私の体調に関してを気に掛けてくれていました。

 

離れて暮らすということは、

互いに、元気に過ごさなければならないということなのかも知れませんね。

 

こちらでは、梅雨明けの発表がありました。

早速、目に飛び込んで来たのは、災害級の暑さという言葉です。

 

いつでも、あの子に元気な声を聞かせることが出来る様に、

より一層、体調管理に気を付けて、

過ごして行きたいと思います。

 

 

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