拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

7月

あなたへ

 

この2023年も半分を過ぎ、今日から7月に入りました。

今日の私は、この半年間での出来事をゆっくりと思い出していました。

 

あの子の巣立ちを控えて、お布団の中で泣いたこと。

 

あの子と一緒に、あなたのものを整理したこと。

 

あの子が巣立つ前に掃除をしようと思い立ち、

大掃除を始めてみれば、やがて、あの子の用事で忙しくなって。

思うように掃除の時間を取ることは出来なかったけれど、

その代わりに集めることが出来たのは、

あの子と一緒に笑ったたくさんの時間でした。

 

あの子と2人で涙を流しながら、

改めて、絆を結び直すことが出来たのは、私の誕生日の夜のこと。

 

あの子の巣立ち。

 

初めて知った涙の温度。

 

あの子が見せてくれた大きな成長。

 

ゴールデンウィークのサプライズ。

 

ひとりで家の掃除に向き合い続けながら、

とても大掛かりな掃除になってしまったけれど、

私が見つけたのは新しい視点でした。

それから、長い間、封印されていた記憶が蘇って。

 

あなたがプレゼントしてくれたものとのお別れには、

あの頃の記憶を辿りながら、

そこにあった瞬間を、もう一度、大切に胸の中へと刻み込んだのでした。

 

こうして振り返ってみると、今年の私は、

たくさんの初めての経験と、

これまでとは全く別な視点を見つけて歩んで来たのだと感じました。

 

胸の奥が痛くなってしまう瞬間も、

思わず笑みが溢れてしまう瞬間も、

そして、

驚き過ぎて動揺してしまった時間も、

全部が私の大切な記憶となって、この胸の中へと蓄積されました。

 

さて、迎えたばかりのこの2024年の後半での私は、

どんな景色を見ることが出来るのでしょうか。

 

此処からの私も、

自分らしく歩んで行けたらいいなと思っています。

 

 

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