あなたへ
昨日、外出先から戻ると、玄関にあの子の靴を見つけました。
あの子が帰って来てる!
嬉々として部屋へと急げば、眠っているあの子を発見。
あなたの場所へは、あの子からのお土産のお菓子を見つけました。
やがて目を覚ましたあの子と一緒に、
コーヒーを飲みながら、お喋りを始めれば、
相変わらずの私たちらしい時間が、此処に流れ始めました。
仕事のことや日々のこと。
笑ってしまう出来事や最近気付いたこと。
止め処なく続くお喋りは相変わらずで、
気が付けば、辺りが暗くなっていて。
あの子が此処から巣立ってから、9ヶ月が経ちましたが、
互いに少しずつ、それぞれの日常に慣れたつもりでいても、
やはりかつての日常というのは、
互いにとって、しっくりと来るものなのかも知れません。
そうそう、この感じ
どちらともなく口にしたこんな言葉から、
かつては日常だった時間を2人で振り返りました。
私たちの非日常は、まだ始まったばかり。
私は今、此処に流れる時間を最高に楽しみながら、
大切に大切に過ごしています。
ねぇ、あなたは、
帰宅したばかりのあの子と2人きりの時間には、
どんな話をしましたか。
私たちの大切なあの子は、
また一段と大きく成長しましたね。