拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

偶然重なる出来事たち

あなたへ

 

先日、食事の準備に取り掛かるために卵を割ると、

黄身が2つ出てきました。二卵黄です。

 

なんだか、良いことがありそうだな なんて、こんなことを考えながら、

もうひとつ卵を割ると、更に、黄身が2つ出てきました。

 

あっ、また2回だ

 

思わずこんな独り言を呟きながら、思い出していたのは、

秋の風を感じるようになった頃から見つけるようになった、

嘘みたいなことが重なった、不思議な出来事たちのことでした。

 

ドライヤーと、ヘアアイロンが立て続けに壊れ、

あの子と一緒に痛がったり、

それから、車のフロントグリルに挟まった2匹のトンボたち。

得体の知れないあの音も、思えば、2回だったなって。

 

これらの不思議な出来事については、あなたへの手紙にも綴ってきましたが、

実はあれからも、とてもインパクトの強い偶然の出来事が2回ありました。

 

そのひとつ目は、車が泥に嵌ってしまった事件です。

 

前日から降り続いていた雨が、漸く上がったばかりのタイミングで、

私は、生まれて初めて、

車が泥に嵌ってしまい、動けなくなるという経験をしました。

 

居合わせた方に助けて貰いながら、すぐに脱出することが出来ましたが、

なんと、その後に、今度は別な方の車が、

先ほど私が嵌ってしまった場所と全く同じ場所で、

車が嵌って動けなくなってしまったのです。

 

ここで物凄く苦労して、やっと脱出することが出来ましたよ

という痕跡が、クッキリと残っているにも関わらずです。

 

詳細は割愛しますが、これは、普段の私であれば、

絶対に車を乗り入れようとは思わなかった場所での出来事でした。

 

偶然に偶然が重なり、あの日の私は、

そこへ車を乗り入れる形となりましたが、

まさか、私と同じ失敗をしてしまう方がすぐに現れるだなんてと、

なんだかとても驚いてしまった出来事でした。

 

そして、ふたつ目は、ちょっと衝撃的な出来事でした。

 

歯磨きをしていたらね、突然に、歯が折れたのです。

特に、力を入れていたわけでもなければ、

痛みがあったわけでもないにも関わらず、それは、本当に突然のことでした。

 

歯って、折れるんですね。

もう、はー?ですよ。

 

突然に歯が折れるという初めての出来事に衝撃を受けながら、

すぐに、歯医者さんへの予約の連絡をしましたが、

その後すぐに、今度は、治療済みの歯の詰め物が、突然に外れてしまったのです。

 

嘘でしょ?

 

叫ばずにはいられなかった衝撃的な出来事でしたが、

痛みが全くないことだけが、唯一の救いである出来事でした。

 

こうして改めて、文字にしながら振り返ってみると、

この数ヶ月の間の私は、とても不思議で、

なんだか特別とも思えるような時間を過ごしてきたようにも思えます。

 

この2021年の秋は、私にとって、

何年経っても忘れられない特別な秋になるのかも知れませんね。

 

 

 

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