今年もまた夏が来たよ
夏の音を聞きながら
出会って2番目の夏の彼を思い出していた
地元のお祭り
会社のみんなと踊るから見においでよ
ほんの少し
照れ臭そうに笑った彼の声
日に焼けた肌で踊る
法被姿の彼にドキドキしたこと
会社の人と笑い合う
私の知らない彼の顔を見つけたこと
あの夏の彼をよく覚えている
あの日見た景色
カラフルな綿菓子を見つけたこと
彼の笑い声
全部覚えているよ
元気ですか?
あなたは あの夏を覚えていますか?
私は あの夏を思い返しながら
またあなたに
恋をしてしまいました
あの夏のあなたも
とても素敵だったよ
逢いたいです
夏の音に消されてしまいそうな小さな声で
その名前を呼んだこの声が
どうか消えないまま
彼のいるところまで届きますように