あなたへ
今日、無事にまたひとつ、
年を重ねることが出来ました。
あなたを見送り、6回目の私の誕生日は、
青空が広がり、とても暖かで、気持ちの良い1日でした。
あなたよりも2つ年上になりましたよ
空を見上げ、小さく呟いた私の声は、
暖かな風に乗って、
あなたのところまで届いたでしょうか。
その年齢にならないと見えないものは、
きっと、数多く存在するのでしょう。
あなたが見ることが出来なかったこの年齢の景色は、
どんな景色なのだろう。
これから、私の瞳には、何が映るのでしょうか。
あなたを見送り、もう、早足で歩むことは出来なくなってしまったけれど、
この年齢の私も、
あなたにも伝えたい素敵なものをたくさん集めながら、
ゆっくりと歩んでいけたらいいなと思っています。
生きているのではなく、生かされている
これは、いつかのあなたの言葉です。
その意味を考えながら、1日1日を大切に、
あなたの分まで精一杯、生きたいと思います。