あなたへ
こっ!これは!!
思わず目を見開いて、まじまじとそれを見つめながら、
そう!これだよ!って、
思わず大きな声をあげそうになってしまったのは、
キャンディコーナーでのことでした。
あの、チョコレートが入ったキャンディを見つけたのです。
このキャンディの記憶は、遥か遠く。
あの頃の私は、まだ幼く、
パッケージのデザインなんかは忘れてしまっていましたが、
赤色が印象的であったことだけはよく覚えていました。
すかさずキャンディの袋をひとつ手に取ってみれば、
チョコレートという文字が目に留まり、あの日の私が思い出していたのは、
このキャンディに間違いないと、更に確信を深めたのでした。
復刻版、と文字があったことから、やはり一度は、
私が知らぬ間に、販売が終了となっていたのでしょう。
まさか、私が思い出したタイミングで、
このキャンディと再会することが出来るだなんてね。
人生とは、どうしてこうも、不思議なことが起こるのでしょうか。
小さな出来事でありながらも、私にとっては、運命的な出来事。
今日の私は、あなたの場所へお供えしたばかりのキャンディを何度も見つめながら、
やはり人生とは、とても面白いものだと、考えていました。
ねぇ、あなた
これだよ!これ!
あなたも、このキャンディ知ってる?
知ってるでしょ?
帰宅早々に掛けた私の声に、
あなたは、どんな返事をしてくれていたのでしょうか。
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