拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

今日の私が真剣に考えたこと

あなたへ

 

あなたのことを考えるという夢を見ました。

あなたの夢はたくさん見るけれど、

夢の中であなたのことを考えるという夢は、初めて見たような気がします。

 

夢の中の私は、この人生を生きた私。

即ち、あなたとの死別を経験した、今の私でした。

 

さて、夢の中の私がどんなことを考えていたのかと言えば、

もしもGとして生まれ変わったあなたとなら、

もう一度、一緒にいることが出来るとしたのなら、

私は、このままあなたと逢えない人生を選ぶのか、

それとも、Gとして生まれ変わったあなたと過ごす人生を選ぶのか、

どちらを選択するだろうかということを、とても真剣に考えていたのでした。

 

夢の中にいられる時間には、限りがあります。

 

結論を出す前に、夢から醒めてしまった私は、夢の中でのことを反芻し、

なんでGなのよ!なんて、思わず突っ込みながらも、

夢の中の私が辿り着くことの出来なかった結論に、辿り着きたいと思いました。

 

G。それは、私が最も恐れる生き物ではありますが、

それがあなたであるのなら、私は受け入れたいと思いました。

 

だって私は、あなたの外側を好きになったわけではないもの。

いえ。確かにあなたは外側も素敵でした。

 

あなたと初めて出会ったあの日、

私は一番初めにあなたの声に惹かれたけれど、

あなたの姿に、素敵な人だなと思った私は、

あなたの外側にも、惹かれていたということなのでしょう。

 

でも、私があなたを好きになった理由は、それだけじゃないもの。

私は、あなたがあなただから、好きになったんだもの。

 

もしもまた、この人生の中で、

あなたと過ごす未来がやって来るとしたのなら、

その姿が例えGであったとしても、それは、

私が望んだ未来であるということに変わりはないということなのでしょう。

 

では、Gとして生まれ変わったあなたとは、

どのように向き合って行くのかを考えなければならなくなりました。

 

なにぶん虫が苦手な私です。

あなたGと、あなたG以外を、

私の中で、はっきりと区別する必要があるのかも知れません。

 

そう。例えば、素敵なお洋服を作ってみるのも良いのかも知れません。

折角ですし、人間時代には着る機会のなかった、

王子様風のファッションなんてどうでしょうか。

 

G用のお洋服を作ったことはありませんが、お裁縫は得意な方です。

私に任せてください。

 

それから、あなた専用のベッドも必要ですね。

小さなお布団も、勿論、私が作りますよ。

 

でも、よく考えてみると、小さなあなたにとってのこの家は、

全てが大き過ぎて、とても暮らし難いのかも知れません。

 

それなら、あなた専用のお家を準備してしまった方が、

あなたはより快適に過ごせるのかも知れませんね。

 

あっ!それなら良いものがあるわよ

 

あの子が専門学生時代に作った模型に、

小さな家具を置いたりなんかして、あなたのお家にするの。

 

あの子が考えたお家はね、本当に素敵なお家。

きっとあなたも気に入る筈よ。

 

虫が苦手な私である筈なのに、それがあなたとなれば、

私にとってのそれは、いつの間にか特別な存在へと変わり、

気が付けば、とてもワクワクとしながら、

あなたとの新しい生活を夢見ることが出来ました。

 

我ながら変な夢を見たものだと、なんだかやはり笑ってしまうけれど、

私の中でのもしもの世界は無限に広がり、

今日の私は、とても穏やかで、平和な1日を過ごすことが出来ました。

 

 

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